千葉県北東部に位置する匝瑳市は、県北東部の九十九里沿岸に位置し、県内トップの農業産出額を誇る海匝地域にあって、米の販売額が36億円を超え、稲作の割合が高い地域となっています。しかしながら、近年米価が低迷する中、農業に対する生産意欲の低下が懸念されていました。
また、産地化競争が激しさを増す時代を勝ち抜くためには、地域全体で消費者が望むより高品質かつ安全・安心なおいしいお米の生産を行い、栽培技術のさらなる向上を図る必要があります。さらに、生産者自身が消費者の心をつかむ努力をし、積極的な交流活動を行うなどの流通販売戦略が重要となりました。
そこで、匝瑳地域の水田農業の中核的な担い手である、JA自主開発米生産者、営農組合や大規模農家によって、販売組織を超えたネットワーク「そうさの米研究会」が立ち上がりました。
平成18年~20年度
平成21年~23年度
3年前より地域ブランド米「匝瑳の舞」の販売が本格的に始まり、平成23年産「匝瑳の舞」栽培予定面積は初年度の20倍の約33haが見込まれています。
今後は、会統一の施肥基準および防除基準のもと高品質な「匝瑳の舞」栽培に取り組むために、「匝瑳の舞」安定供給に向けた栽培技術の定着を関係機関と連携して行い、全国食味・鑑定コンクールでの入賞を目指します。さらに、「匝瑳の舞」はまだまだ知名度が低いため、販路拡大を目指した活動を展開します。